理化学研究所ライフサイエンス技術基盤研究センター RIKEN Center for Life Science Technologies

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研究・技術

細胞機能評価研究チーム

生体内の個々の細胞のふるまいと個体システムとしての機能を繋げる

チームリーダー
片岡 洋祐   M.D., Ph.D

〒650-0047 兵庫県神戸市中央区港島南町6-7-3

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研究内容

がんや認知症など多くの病は、身体の中の細胞が正常な機能を失ってしまうことで生じます。当チームは、PETMRI、蛍光・発光イメージング法・顕微内視鏡・電子顕微鏡などのイメージング技術やオミックス解析技術を駆使し、体を構成する細胞が実際の組織内でどのように機能し、その異常が病態とどのように関わるかを研究しています。特に中枢神経組織幹細胞や前駆細胞、がん組織のイメージング法を確立し、これらの細胞の増殖・分化メカニズムの解明、中枢神経疾患および悪性腫瘍の新しい治療法の開発を目指します。また、疲労病態などの代謝動態の異常を解析し、細胞機能を制御・治療する技術を開発します。

1) 細胞から個体レベルまでを繋げた分子イメージング研究

中枢神経組織をはじめとする各臓器に存在する幹・前駆細胞に関する分子イメージング技術の開発をおこなっています。特にPETイメージングや蛍光・発光イメージング、光ファイバー顕微鏡イメージングなど、さまざまなイメージングモダリティー技術を駆使して細胞のふるまいを細胞レベル、組織レベル、臓器レベル、個体レベルで追跡し、その機能や病態との関わりを研究しています。

2) 体内ではたらいている細胞・組織の機能制御研究

多くの中枢神経疾患や疲労・がんなどの病態において、組織における慢性炎症が深くかかわっていることが分かりつつあります。こうした炎症や疲労に関わる病態をメタボロームなどのオミックス解析・バイオインフォマティクスとイメージング技術を組み合わせて評価し、制御することを目指しています。また、生体内の免疫応答や組織修復・再生を制御するための光やプラズマを用いた新しい研究技術・医療技術の開発に挑戦しています。

[メディア掲載] 

炎症から脳神経を保護するグリア細胞-中枢神経疾患の予防・治療法の開発に期待-

  • 論文は論文2をご覧ください
  • 関連プレスリリースはこちらから
  • プレスリリースをさらにわかりやすく!:CLSTこんな研究やってます「神経細胞を守る細胞を見つけた」
  • 「脳内炎症抑える細胞、理研など解明 認知症予防期待」:神戸新聞(2017/02/14 医療ニュースに掲載)
  • 「過剰な炎症を抑え、脳神経保護する細胞を解明 理研、アルツハイマー型認知症など予防・治療法開発に期待」:産経WEST (2017/02/18 掲載)

 

慢性疲労症候群の客観的診断に有効なバイオマーカーを発見

  • 論文は論文4をご覧ください
  • 関連プレスリリースはこちらから
  • 慢性疲労症候群 代謝物質に変化…仕組み解明へ:産経ニュース(2016/11/22 掲載)

 

神経新生の生体イメージングに成功-うつ病診断および抗うつ薬の効果判定への応用に期待-

論文

1

Music Improves Subjective Feelings Leading to Cardiac Autonomic Nervous Modulation: A Pilot Study.

Kume S, Nishimura Y, Mizuno K, Sakimoto N, Hori H, Tamura Y, Yamato M, Mitsuhashi R, Akiba K, Koizumi JI, Watanabe Y, Kataoka Y.
Front Neurosci., 11(108), (2017).
2

NG2 glial cells regulate neuroimmunological responses to maintain neuronal function and survival.

Nakano M, Tamura Y, Yamato M, Kume S, Eguchi A, Takata K, Watanabe Y, Kataoka Y.
Sci Rep., 7, 42041 (2017).
3

PET imaging of neurogenic activity in the adult brain: Toward in vivo imaging of human neurogenesis.

Tamura Y, Kataoka Y.
Neurogenesis (Austin), 4(1), e1281861 (2017).
4

Index markers of chronic fatigue syndrome with dysfunction of TCA and urea cycles.

Yamano E, Sugimoto M, Hirayama A, Kume S, Yamato M, Jin G, Tajima S, Goda N, Iwai K, Fukuda S, Yamaguti K, Kuratsune H, Soga T, Watanabe Y, Kataoka Y.
Sci Rep., 6, 34990 (2016).
5

Noninvasive Evaluation of Cellular Proliferative Activity in Brain Neurogenic Regions in Rats under Depression and Treatment by Enhanced [18F]FLT-PET Imaging.

Tamura Y, Takahashi K, Takata K, Eguchi A, Yamato M, Kume S, Nakano M, Watanabe Y, Kataoka Y.
J Neurosci., 36(31), 8123-8131 (2016).
6

Transgenic mouse model for imaging of interleukin-1β-related inflammation in vivo.

Iwawaki T, Akai R, Oikawa D,, Toyoshima T, Yoshino M, Suzuki M, Takeda N, Ishikawa TO, Kataoka Y, Yamamura K.
Sci Rep., 5, 17205 (2015).
7

Potential biomarkers of fatigue identified by plasma metabolome analysis in rats.

Kume, S., Yamato, M., Tamura, Y., Jin, G., Nakano, M., Miyashige, Y., Eguchi, A., Ogata, Y., Goda, N., Iwai, K., Yamano, E., Watanabe, Y., Soga, T., Kataoka, Y.
PLoS One, 10(3), e0120106 (2015).
9

A voxel-based analysis of brain activity in high-order trigeminal pathway in the rat induced by cortical spreading depression.

Cui YL, Toyoda H, Sako T, Onoe K, Hayashinaka E, Wada Y, Yokoyama C, Onoe H, Kataoka Y, Watanabe Y.
Neuroimage, 108, 17-22 (2015).
10

Neuroinflammation in patients with chronic fatigue syndrome/myalgic encephalomyelitis: an 11C-(R)-PK11195 PET study.

Nakatomi Y, Mizuno K, Ishii A, Wada Y, Tanaka M, Tazawa S, Onoe K, Fukuda S, Kawabe J, Takahashi K, Kataoka Y, Shiomi S, Yamaguti K, Inaba M, Kuratsune H, Watanabe Y.
J Nucl Med, 55(6), 945-950 (2014).
11

Brain Interleukin-1 beta and the Intrinsic Receptor Antagonist Control Peripheral Toll-Like Receptor 3-Mediated Suppression of Spontaneous Activity in Rats

Yamato M, Tamura Y, Eguchi A, Kume S, Miyashige Y, Nakano M, Watanabe Y, Kataoka Y.
PLoS One, 9(3), e90950 (2014).

メンバー  *:兼務

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